お菓子やケーキによく入っていて、身近な果物の「いちご」。いちごの隠れた美容効果や、意外と知らない、いちごを長持ちさせる保存法などをご紹介します。
普段何気なく食べているいちごには、栄養がたっぷり。
【ビタミンC】
酸っぱい果物に入っているイメージのビタミンCですが、いちごにも豊富に含まれています。
いちごに入っているビタミンCの量は100g中62mg。
ちなみに、生のレモン果汁100gでとれるビタミンCの量は50mg。レモンよりビタミンCの量が多いんです!
ビタミンCはメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用があります。
また、現代人はビタミンCが不足しがち、と言いますが、それはストレスがかかると分泌されるアドレナリンというホルモンを出すのにもビタミンCを使うので、ビタミンC不足になりやすいからだそうです。
そのため、ビタミンCを多めに取ることでストレス予防も期待できます。
【葉酸】
葉酸はビタミンの一種で、赤血球の形成を助ける栄養素であることから造血のビタミンとも呼ばれます。
葉酸が不足すると赤血球がうまく生成されず、貧血の原因となるそうです。
主にほうれん草などに多く含まれていますが、葉酸は水に溶けやすいビタミン。茹でる等の調理で量が減ってしまいます。
いちごなら、軽く洗ってそのまま食べられるので、栄養を残さず取ることができますよ。
妊婦さんや授乳中の方には必須の栄養素の葉酸。いちごでおいしく摂取してみてくださいね。
【食物繊維】
腸内環境を整えたり、生活習慣病の予防に良いとされる食物繊維。
いちごには水溶性・不溶性両方の食物繊維が入っています。
デザートにいちごを食べれば、いつもの食事にプラスして食物繊維を取ることができますね。
いちごを洗う時、ヘタをとると、そこからビタミンCが溶け出してしまったり、いちごが水を吸って水っぽくなってしまいます。
いちごは食べる直前に、ヘタを取らずに水を張ったボウルでやさしく洗ってくださいね。
買ったあと、パックに入れたままにしがちないちご。
保存するときはパックから出したほうが長持ちします。いちご同士接触している所から傷んでしまうので、いちごが重ならないようにしてジッパーバックや保存容器などに入れて保管しましょう。
また、ヘタを下にした状態でアルミホイルに包んで保存すると、光合成を防いで新鮮さを保ったまま保存できるそうです。
いちごを冷凍保存するときは、水洗い後にヘタを取り、水気をしっかり拭き取ってから、ジッパーバックに入れて冷凍してください。
そのまま凍らせても大丈夫ですが、いちご同士がくっついて少し使いづらいので、
水気をとったあと、いちご全体に砂糖をまぶしてから冷凍するのがおすすめ。
砂糖をまぶすと、使う時いちごがくっつかない上、解凍してそのまま食べてもおいしいです。
スーパーで買った、見た目も真っ赤でおいしそうないちご。でも食べてみると思ったより甘くない…ということはありませんか?
実はいちごは追熟で甘くならない果物。追熟でいちごの色は赤くなりますが、それによって甘みが増すということはありません。
スーパーに売っているいちごはこんな風に、ヘタの下部分の実が白いものが多いですよね。
完熟いちごは実が柔らかいので、輸送時に崩れて傷んでしまうため、パックのいちごは実がまだ固い、7割ほど熟した状態で収穫することもあるそうです。
完熟いちごはいちご狩りでしか食べられない…
ということはありません。
東北食卓百貨店では、朝採れの新鮮な苺を農家さん直送でお届け。
お家にいながら完熟のおいしいいちごが食べられますよ。
今が旬の美味しいいちごを通販して、のんびりお家でいちご狩り気分を味わってみてくださいね。
※成分表については「食品成分データベース」を参照し、「日本食品標準成分表2020年版(八訂)の値を記載しております。
https://fooddb.mext.go.jp/index.pl