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見た目じゃない果物の価値 ~“もったいない”が生んだ輪~|大野農園


阿武隈川流域のダイナミックな自然に恵まれた福島県石川町。寒暖差の激しい気候と豊かな土壌が豊穣の果実をつくりだすこの場所で、“新しい農業のカタチ”に挑戦しているのが、「大野農園」。代表の大野栄峰(よしたか)さんと彼の想いに共鳴した人たちで、日本全国へ極上の果物を届けています。

農園を観光の目的地に

農家や果樹畑が並ぶ、のんびりとした雰囲気の地域に現れる小洒落た建物。この大野農園の売店には、果物はもちろんオリジナルの加工品もたくさん並び、平日昼にもかかわらず「梨を10kgちょうだい」「ぶどうを送りたいんだけど…」「生ジュースをひとつ」と、続々とお客さんがやってきます。

土日限定のフルーツピザも大人気で、これを目当てに遠方からやってくる人もいるほど。大野農園を福島観光のデスティネーションになるまでに育て上げたのは、2代目である大野さんです。東日本大震災当時は東京にいましたが、2012年に帰郷。「原発事故で福島県全域に風評被害が起こったため、父と母がやっていた大野農園をどうにかしないと…と思って。戻ってきたその年に法人化しました」

法人化の理由は、タスクを分散して農業を継続的に発展させるため。とはいえ、「最初は両親と私だけ(笑)。5月に法人化して社員を募集して、秋に1人が入社して。それから毎年2、3名入るようになりました。大野農園の指針、ビジョンを理解してしっかり参画してくれる人たちばかりで、実は農業経験者はほとんどいないんです」と、大野さんは笑顔をのぞかせます。

大野農園_大野栄峰さん

六次化には法人設立当初から取り組み、「最初はジュースやジャムから始めました。今は社内で企画コンペを行って、自分たちでやりたいことと世の中に求められるものを考えながら商品化しています」。その中には、生野菜やバゲットに塗ったり、パスタソースにも応用できる『ファーマーズディップ』や、果実の酸のうま味を引き出した『フルーツピクルス』など、ほかにはないオリジナルの商品がずらり。

「農業って世界最古の職業だけど、まだまだ発展途上国で、だからこそ可能性がすごくあると思っていて。農業だけでは完結できない部分を、他産業の方たちの力を借りながら発展させていく必要性を感じています」。

大野農園_大野栄峰さん

仲間とともに、喫緊の課題に取り組む

農業の発展には何が必要なのか。大野さんは、福島県内各地域での農家の方々に課題を聞いてまわりました。それぞれ違う作物を育てながらも、みなさんに共通していたのは、“次の農業者がいない”ということ。福島の食文化の継承が途絶えてしまう危機感を抱いた大野さんは、同じ想いを抱える農家のみなさんとCOOL AGRI/クールアグリという団体を立ち上げ、次の世代の農業者の創出のための活動を始めました。

coolagri_福島のメンバー
公式Facebookより引用

さらには規格外の果物の救済のために『フルーツカルチャープロジェクト』も発足させました。「2017年の雹被害で、70トンのりんごが傷ついてしまったんです。300グラム換算で23万個のりんごです。雹は局地的なのであまり報道では取り上げられないけれど、これは毎年どこかの地域で起きていること。落ちてしまったりんごは、おいしく食べられるのに、傷がある。そうすると1951年に施行した農産物検査法に基づいて規格が作られ、農林水産省の農産物検査は目重視の欠点方式。その規格では価格がつきません。それでこのプロジェクトを立ち上げ、見た目重視ではない果物の販売を探ることにしました」。
思わず笑顔がこぼれそうになるほどにかわいらしい「おすそ分け袋(通称:わけわけ袋)」で、規格外の果物を提供する。この取り組みは、全国の農家にとっても“救いの手”になりました。

わけわけ袋

「昨年も、袋を熊本と長野に送りました。激甚災害で困っていらして、ご連絡をいただいたんです。自然災害は、明日は我が身。ものをつくっている者同士で頑張ろうね、という気持ちになれる仲間が各地に生まれたのは、この仕事のおかげですね」。
法人化や六次化、そして福島県内だけでなく、日本全国の仲間と手を携えて支えあい、他産業とも協働する…。大野さんは、この新たな農業のカタチで、後継者不足や廃棄問題など喫緊の課題に取り組んでいます。

蜜たっぷりの極上りんごを全国の食卓へ

今回の出品の目玉は蜜がたっぷりと入ったサンフジ「甘みと酸味のバランスがいいりんごです。寒暖の差が激しく霜が2~3回降りると、完熟期をむかえ蜜をたくわえる。この場所がまさにそれ。ぜひ旬の味をそのままで味わってほしいです」

大野農園_サンフジ

また、おすそ分け袋に入った規格外品のほか、パッケージリニューアル前のりんごジュースなども、通販ならではの“もったいない”として出品します。
福島から日本の農業のカタチを変える風雲児が育てた極上のりんごを、あなたとあなたの大切な人の食卓に届けませんか?

大野農園商品ラインナップ

 大野農園のりんご通販はこちら


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